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2016年4月14日熊本地震に学ぶリスクマネジメント

2016年4月14日熊本地震に学ぶリスクマネジメント

2016年4月14日熊本地震に学ぶリスクマネジメント

2016年4月14日熊本地震に学ぶリスクマネジメント

2016年4月14日21時26分、

熊本県熊本地方を震央とする震源の深さ11 km、

気象庁マグニチュード6.5の地震(前震)が発生し、

同県の益城町で震度7を観測しました。

その28時間後の4月16日1時25分には、

同じく熊本県熊本地方を震央とする震源の深さ12 km、

マグニチュード7.3の地震(本震)が発生し、

西原村と益城町で震度7を観測しました。

マグニチュード7.3 は

1995年に発生した

兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)と同規模

だそうです。

地震保険の被災率

2016 年熊本地震による

地震保険の「被災率」

損害保険料率算出機構から公表されています。

この被災率は

「地震保険金が支払われた件数」

「その地域の地震保険の契約件数」で除した割合であり、

いわば被災地で地震保険に加入されていた方のうち、

どの位の方が保険金を受け取られたか

をあらわす指標と言えます。

これによると、

震度 7 を記録した

益城町及び西原村では 95%以上、

震度6強の地域

熊本市、菊池市、宇土市、宇城市、合志市、大津町、南阿蘇村、嘉島町では 70%から 90%、

熊本県全体でも 70%程度に上り、

多くの方々が保険金を受け取り

被災後の生活再建にお役立ていただいたことがわかります。

また、損害程度(当時は全損、半損、一部損)は

マグニチュード7クラスになると全損認定が一気に上がることがよくわかります。

保険金支払い状況

2022年4月 日本地震再保険株式会社(政府・民間共同運営損害保険会社)の発表によると

熊本地震から6年経過時点での地震保険金の支払いは

3,898 億円

東日本大震災を引き起こした

2011年の東北地方太平洋沖地震(1 兆 2,881億円)に次いで、

過去2番目に大きな支払い

となっています。

地震保険により、

約3,900億円の保険金を

被害に遭われた方にお届けすることが出来たことは、

事実としてしっかり受け止めたいですね。

しかし、

一方で被災された方で地震保険に加入されていない方もいらっしゃるのも事実です。

いつどこで発生するかわからない地震災害について、

私たちは、リスクマネジメントを通じ

地震保険の必要性を説き

加入促進を図っていきたいと思います。

リスクマネジャー
草田 強

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